ハーレム


自宅でハーレム探検!

読むだけ見るだけでハーレムを味わえる、楽しくてタメになるビデオ・書籍・ウェブサイトを厳選。



【ビデオ】

●ブラザー・フロム・アナザー・プラネット
The Brother from Another Planet(1984 )
他の惑星からハーレムに逃亡してきた奴隷は、外見がなぜか黒人。地球の言葉が話せない彼とハーレムの住人たちとの、ぎこちなくも微笑ましい交流が始まった。

●マルコムX
Malcolm X(1992)
スパイク・リー監督、デンゼル・ワシントン主演の大作。1920〜30年代の華やかなりし頃、1950〜60年代の公民権運動隆盛時のハーレムが登場する。黒人史の勉強にもなる。

●ジュース
Juice(1992)
ハーレムに暮らすDJ志望の少年をオマー・エプス、その親友を映画初出演のラッパー2パックが演じ、貧困・暴力という黒人コミュニティの問題を描いた話題作。


【書籍/洋書】

●アップタウン/ブライアン・コリアー
Uptown/Bryan Collier/Henry Holt & Company, Inc./$16.95
アップタウン(=ハーレムの別称)の現在の風景を、カラフルで大胆なコラージュで表した絵本。とはいえアート・ブックとして大人の観賞にも充分堪える。

●145thストリート/ウォルター・ディーン・メイヤーズ
145th Street : Short Stories /Walter Dean Myers/Delacorte Pr./$15.95
ハーレム145丁目に住む15歳の少年を主人公に、ハーレムの奇妙な人々や日々の出来事を生き生きと描いた10編の短編集。ティーン向けなので、シンプルな英語で読みやすい。

●シルビアズ・ファミリー・ソウルフード・クックブック/シルビア・ウッズ
Sylvia's Family Soul Food Cookbook : From Hemingway, South Carolina to Harlem/Sylvia Woods
/William Morrow & Co/$26.00
世界的に有名なハーレムのソウルフード・レストラン“シルビアズ”のオーナーの自伝と、同レストラン自慢のソウルフード・レシピが1冊で楽しめるお得本。

●ハーレム/モーガン・スミス&マーヴィン・スミス
Harlem : The Vision of Morgan and Marvin Smith/Morgan Smith & Marvin Smith/Univ Pr of Kentucky/$45.00
ハーレムで写真スタジオを開業していたスミス兄弟が、1930〜40年代に撮影したハーレムの写真集。ノスタルジックな白黒写真からは当時のハーレムの匂いが漂ってくる。

※洋書はhttp://www.amazon.comで通販可


【書籍/和書】

●ハーレムの熱い日々/吉田ルイ子/講談社/¥495
ハーレムがいちばん熱かった1960年代。その時代のハーレムに暮らした数少ない日本人であるフォト・ジャーナリスト吉田ルイ子が写真とエッセイで綴った一大ロングセラー。

●歴史物語アフリカ系アメリカ人/猿谷要/朝日新聞社/¥1,400
奴隷貿易が始まった1400年代から現代に至るまで、これ一冊でアメリカ黒人の歴史がひととおり理解できる読みやすい歴史書。ハーレムにも丸ごと一章が割かれている。


【ウェブサイト】

●ニューヨーク・ブラックカルチャー・トリヴィア
http://www.NYBCT.com

 現在のハーレムのリアルな姿を知ることができる、日本語のサイト。作者はハーレムに暮らす日本人ライター堂本かおる。

 陽気で魅力的な人々、おませで無邪気な子供たち、楽しい真夏のストリート・フェア、街角の食料品店での出来事など、ハーレムの日常の何気ない風景を描いたやさしいエッセイの行間から、その背後に隠されたブラック・コミュニティの抱える問題〜差別や貧困〜、さらにはアフリカン−アメリカンのアイデンティティの在り方までもが滲み出る。

 他にブラックムービー・リストやハーレムの地図、ハーレム・ツアー案内もあり。


U.S. FrontLine 2001/09/05号掲載記事
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