NYBCT

2004/12/01


ハーレム mini ジャーナル
-2004年11月-

11/8
午後11時のマクドナルド in ハーレム。「人生ずっとイライラの連続なんだ!」とわめく男。それをチラリと横目で見ながらもスタスタと店に入り、バーガーを買う子ども。ひと目でジャンキーと分かる、コーラだけを買う若い白人男性。それを見て「まったく白人ときたら……」とつぶやく黒人中年男性。人生いろいろ。



11/10
ニューヨークシティマラソンの日。ハーレムのうちの目の前の道もルートに入っている。ボランティアで(勝手に?)大型アンプを歩道に持ち出し、古いR&Bをかけながら「ゴールはもうすぐだぜ!」とDJしている男性あり。白人ランナーもリラックスして手を振ったり、なかなかいい感じ。



11/15
JFK空港で、カリブ海の島に里帰りするために飛行機を待っていた若いお母さんと赤ちゃん。赤ちゃんが大きな声ではしゃぎ始めると、お母さんが「島に着いたら思いっきりノイズを出していいのよ、あなたはニューヨークから来るんだから!」。里帰りの嬉しさと、故郷に錦のプライド!



11/17
火事で燃えてしまったPan Panのウエイトレスに125丁目でバッタリ遭遇。「あれからどうしてるの?」と聞いたら、「私は元気よ。オーナーは2ヶ月で店を再開させるって言ってるから、私もまた戻るわよ」とニコニコしていた。ハーレムの人はちょっとやそっとのことではヘコまないのだ。



11/22
日曜日。今から教会に行くのであろう、おばさまとエレベーターで乗り合わせる。白く大きくてゴージャスなチャーチハットを被り、ワインカラーのベルベットのロングコート。だけど、その背中にバ〜ンと型抜きされていたのは、なんと菩薩さま。いいのか、それ?



11/24
25日は感謝祭。みんな実家に帰って家族一同で七面鳥やパイをお腹いっぱい食べる日だ。そういえば今日、コンピュータ室にネットからダウンロードしたサウスキャロライナ州のドライブマップが置き忘れられていた。ハーレムには南部諸州の出身者が多い。故郷のビッグママたちは、すでに料理の準備を始めているのだろう。



11/26
感謝祭のメインディッシュはもちろん七面鳥のクランベリーソース添え。それ以外の料理は地域や人種で微妙に変ってくる。ハーレムではカラードグリーン(野沢菜みたいなの)、マカロニ&チーズ、キャンディドヤム(さつまいもの甘露煮)、ビスケット(お菓子ではなくパン)、スウィートポテトパイ。これで太らんわけがない。







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