NYBCT

2003/03/19



3月19日 午後8時
イラク攻撃

 ※今回の記事は<日々の考察>にアップ済みのものを編集したものです



3月19日 午後8時 イラク


ブッシュがサダム・フセインに通告した48時間が経った。テレビ・ニュースでバグダッドの夜景が写されたけれど、まだ何も起こってはいなくて静かな光景だった。でも、今そこにいる人たちは、どんな気持ちでいるのだろう。今にも爆弾が降ってくるかもしれないのだ。


今朝のニュースでは、開戦前に国を脱出しようとしているイラクの一般市民の様子が写されていた。車に夫婦と子供、積めるだけの荷物を積んで国境を越えようとしている。家は捨てたのだ。捨てた家がどうなるのかは誰にも分からない。帰る場所がなくなることは承知で戦争難民となろうとしている人たちだ。


3月19日 午後8時 ニューヨーク


ニューヨークでは開戦後のテロに備え、機関銃を携えた警護兵のべ36,500名が駅や橋、空港、シナゴーグ(ユダヤ教寺院)などに配置されている。ミッドタウンでは検問も行われていて、バンやトラックは特に厳しく検査されている。


反戦デモは連日のように行われている。22日土曜日に行われるデモには10〜15万人が参加すると予測されているし、主催団体は、開戦したらその当日(開戦が夜間の場合は翌日)に大きなデモをすると言っている。


ニューヨーカーを対象にした電話による世論調査(3/18 NY1)


Q:イラク戦争に賛成?反対?

  反対ー51%
  賛成ー35%
  わからないー13%


エスニック別・戦争に反対する人の割合

  黒人ー72%
  ラティーノー48%
  白人ー39%


9.11テロの被害者であるニューヨーカーは、けれど他州の人よりも戦争に反対している。そのニューヨーカーの中でも、黒人がもっとも戦争に反対している。



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